今回は経済指標発表について考えましょう
よくテレビとか新聞とかネットで「どこどこの
国の雇用統計」がどうのこうのとか「政策金利」
の発表がありましたとか言うのが経済指標発表
にあたります。
あるサイトの情報を引用すると
『経済指標は、各国の公的機関等が発表する、経済状況を構成する要因(物価、金利、景気、貿易など)を数値化したもので、経済の現状や過去からの変化を正確に把握できるものです。一般にマーケット(相場)は、その国の経済状況に応じて変化するため、経済指標は将来の価格(レート)の方向性を予測する上で非常に役立ちます。この具体的な指標については、相場に影響を与えるものが数多くありますが、その中でも世界最大の経済大国である「米国の経済指標」が特に注目されています。』
とあります。
普段為替の動きはある程度規則的な動きをしています。
ある程度規則に沿って上下に蛇行しながら動いている
感じです。
ところが指標発表の時はその規則性が崩れることが
あります。
分かりやすいのは、毎月第1金曜日にアメリカの雇用統計
の指標発表がありますが、(日本時間で第1金曜の21:30)
この時に主な通貨ペアを確認してみてください。
30分位で100ピプス(1円)位平気で上がり下がりする
事がよくあります。
それは雇用統計の発表がよければ経済が上向くと見てその
方向性でポジションを持とうとする人たちがいます。
また、悪い発表があれば今保有している通貨に不安を感じて
手放す人が殺到したりするでしょう。
このように大きな経済の指標発表は相場の動きに影響を
与えるのす。
しかしいろんな要素がからんでいるのでその動きを読む
というのは至難の業です。
私たちが実践しているトレード手法は、テクニカルトレード
と言って、チャートの値動きを見て、その癖を見抜いて
体系化し、そのルールに基づいてトレードを行うものです。
ですから大きな経済指標発表があった時にはテクニカルトレード
では読めない動きになりやすい為、普段の動きに戻るまで
トレードはしません。
トレードを敢えてやらないというのもトレードの一つなのです。
勝ち続けている人は、リスクがある時は近づかない
ということも覚えておきましょう。