
損切りラインを見直すことは大切ですが、
それ以上に見直した方が良いポイントがあります。
今日はそんな話をします。
読者からの質問です。
―――ここから―――
いつもありがとうございます。
今日は損切りラインの話でした。
実際に自分も損切りラインを設けていますが、
すぐに自動的に損切りになります。
損切りラインの目安を
教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします。
―――ここまで―――
このようなメールはそれなりにもらいます。
私も過去同じような事で悩んでいました。
ルールが大事だと言うことは理解しているので、
自分なりに損切りのルールも作ったんです。
でも、損切りラインを
厳しくし過ぎていたからなのか、
エントリーしてもすぐラインに
引っかかってしまってたんですよね。
エントリーして数秒後にロスカット、
なんていうこともありました(笑
で、これを解決するにはどうすればいいんだろう…
と悩んで、損切りラインを上げたり、
下げたりしていました。
・・・が、一向に成績が良くならない。
「なぜだ!?」と思い悩んだものです。
でまあ、今だから私もわかるのですが、
エントリーしてもすぐに損切りしてしまう場合、
見直すべきポイントは別のところにあるんですよ。
それが、エントリーのタイミングです。
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いくら損切りを3%、5%、10%、
もしくは●pipsというルールを設けたとしても、
そもそも的外れなエントリータイミングだったら
意味がないわけです。
なので、
「すぐ損切りしてしまうな…」
というのなら、
まずはエントリーのタイミングも
検証してみることが大切です。
極端なところでエントリーしていないか。
上がりすぎたところで買いを入れていないか。
下がり過ぎたところで売りを入れていないか。
などですね。
損切りラインは・・・まずは5%で良いですよ。
5%マイナスが出たら損切り。
そのように決めておいて、
そのルールの中でエントリータイミングを検証していく。
どこなら損切りをせず、利益を出せるのか。
どこならリスクなくエントリーできるのか。
という検証ですね。
検証の仕方としては、
・まずは損切りラインを固定する
・いくつかのエントリータイミングを試してみる
このステップです。
で、検証していく中で
良いエントリータイミングが見つかったら、
そこで初めて損切りラインを見直していきます。
きつくするか、緩めるか、ですね。
これもいくつかパターンを作って検証していきます。
最初は5%でやってみて、
次は3%にしてみて、
勝率や損益のデータを取る。
で、次は10%にしてみて、
同じようにデータを取ってみる。
検証
↓
データを取る
↓
改善
この繰り返しです。
そして、ルールやトレードに磨きを掛けていく。
これを意識してやっていくと
着実にトレードが上手くなっていきますし、
またルールもより良いものに改善されていきます。
最適な損切りラインというのは、
手法によって異なります。
短期なら損切りラインはきつくするべきだし、
長期ならある程度余裕を持たせるべき、
というような感じですね。
なので、あなたの手法に合わせた
損切りラインを見つけるためには、
検証を繰り返していく必要があります。
まあ、地道な作業ですけどね。
でも勝てるトレーダーは徹底していることですから。
・・・という話を踏まえて、
上記のメールをくれた方に答えるとすれば、
・まずはエントリータイミングが的外れではないかを検証
・エントリータイミングが上手くなってきたら、
そこで損切りの徹底的な検証
・最初は5%、そして3%や10%といった感じで
ラインを変更して検証
上記をやってみてください。
というような答えになるでしょうか。
この話を聞いて、あなたはどう思うでしょうか。
もし損切りラインを見直すという場合は、
エントリーのタイミングも合わせて見直してみてくださいね。